リトルエチオピア
Columnエチオピアの歴史

エチオピアの歴史

エチオピアの歴史を辿ると紀元前10世紀、シバの女王とソロモン王の時代にまで遡ります。シバの女王は賢く、美しく、その名は、賢者として名高いエルサレムのソロモン王のもとにも届いていました。ある日、シバの女王は、金銀財宝を船に積み、ソロモン王を訪ねて知恵比べに挑みます。次から次へと難問を問う美と知の女神シバの女王と、どんな難問をもよどみなく答える賢者ソロモン王。ほどなくしてふたりは恋に落ち、立派な男児を授かりました。母のもとで育てられ、青年となった王子は、父ソロモン王に謁見するため単身エルサレムへと渡ります。”父のもとから持ち去ったとされるのが旧約聖書にも記される。「契約の箱」(モーゼの十戒が刻まれた石板とその柩)”かくして帰国した王子は、メネリク一世を名乗り、エチオピアを建国することとなりました。そして、この「契約の箱」は、今もエチオピア北部アクスムにあるシオンの聖マリア教会に安置され、人びとの信仰の対象として崇められています。その後「契約の箱」のレプリカはエチオピア全土の教会にも安置されるようになり、やがて海を渡ったエチオピア移民の元にも届けられるようになりました。数年前には、熱心な信仰が認められ、なんと日本のエチオピア正教徒の元にも届けられています。

エチオピアを代表する料理、インジェラが気軽に食べられる店

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